うつの原因と症状を考える【心に原因がある時は心療内科を受診】

生活ぶりをよく知る医師と

ハート

それぞれのタイプを知る

誰でも名医にかかりたいと考えます。名医はうまく治せる医者のことであり、うまく治せるからこそ高名です。そして、見立て・診断がしっかりとしていることが大前提です。ところが、近年、見立てが上手でも、治せるとは限らないということがおきています。それは、うつ病治療もチームを組むからです。つまり、医師だけでなくその脇をかためる病院内のスタッフに支えられないと治りません。急性期の症状をおさめるだけでは、名医とはいえないわけです。また、うつ病を診てもらう精神科のひとつの特徴として、誰に対しても名医であるということはなく、これは相性があるからです。出身大学や博士号などもあてになりませんし、メディアに出ている著名人的な医師も名医にはなり得ません。高名な学者や教授も同様です。そのため、自分にとって名医となる医師がいる病院選びが必要です。まず、生活ぶりに関して知ろうとする努力をするかどうかは大事になります。家族の様子や職場でのことなどを良く知り共感してくれる医師がいるかどうかが見極めポイントになります。症状に関してはもちろん、暮らし向きのことを多く聞き、生活の基礎である経済状態に関して見据えている医師は安心です。こうしたことを総合すると自宅から近距離にあり地域に溶け込んでいる医療機関が最適です。いわゆる典型的なうつ病と呼ばれているものは、全人類の10パーセントに及ぶ人が生涯のうち一度はかかる可能性があるといわれ、糖尿病やリウマチよりもはるかに一般的な病気です。躁状態の症状がなく、うつだけがみられるのが大うつ病性障害といわれます。職場のトラブルや受験、多忙などの、どこにでもあるストレスがきっかけとなることもあり、それに加えて、もともと地味でひどくまじめ、几帳面な人がストレスのある状態に陥ったときに発生しやすい病気です。治療を開始して数ヶ月でよくなることもあり、治るまでの期間は多少異なるものの、総じて薬物治療の反応がよく治りやすいのがこのタイプの特色です。ただし、完全に治ってないうちに、抗うつ剤を中止すると再燃します。また、後遺症を伴うものではないですが、繰り返しやすいタイプです。一方で躁状態の症状があるものを双極性障害といいます。新型うつ病の一部はこのタイプも混じっています。成人人口の1から2パーセントとの生涯有病率とされてきましたが、近年3から4パーセントと増加傾向になります。正反対の躁状態があるにも関わらず、睡眠に関しては不眠になるのが特徴です。眠ろうとしても眠れない、眠るのがもったいないので眠ろうとしないというある意味正反対の不眠にそれぞれ陥ります。そして、病前性格は循環気質が多いです。